![]() |
![]() |
北海道えりも沖の定置網で漁獲した天然秋鮭(北海道えりも町えりも漁港/2014年9月11日撮影)
日本の豊かで良質な素材を、日本国内で消費できるようにしたい。
産地の熱い想いを消費地に的確にお届けし、
消費地の皆様のご要望には産地の方々と共にお応えしたい。
日本は、約300種もの魚を食糧とする水産物の消費大国です。かつては世界有数の漁業国といわれましたが、近年は輸入量が大きく増加しています。
日本の家庭で消費する水産物の中で鮭はもっとも多く消費され、その消費量は年々増加しています。しかし平成に入ってからは、養殖鮭の輸入量が天然鮭の消費量を上回り、養殖鮭が市場を席巻しているという不自然な状況が続いています。
現在、国内で食べられている鮭の多くは、消費者の好みに色や味を合わせて食糧生産システムの中で育てた養殖鮭です。餌に添加物を加えて作った、あのきれいなオレンジ色の鮭がそうです。海外の一部の養殖場で起きている様々な問題は、想像以上に深刻化しています。
南北に細長く、降雨量が多く、周りを海に囲まれ、山地が国土の75%を占める日本。海・山・里には、四季折々のたくさんの天恵が生まれ、育ちます。この天然の食材を、国内できちんと消費したい。ナチュラルシーは、「国産」にこだわります。
国内の品質の高い水産物・農産物の裏側には、並々ならぬ努力によって構築された技術やシステムがあります。鮮度持ちがよくなる独自の〆方、生簀で生存率を大幅に向上させる手法などは、科学的指標を用いて長い時間をかけて開発されてきたものです。
また、同じ北海道産の鮭でも、産地や漁法、漁獲時期、水揚げ後の処理、加工方法などによって特徴は変わります。
ナチュラルシーは、それぞれの産地の生産・保存・加工・流通の取り組み、そして商品の特徴を詳しくヒアリングして正確に伝達し、産地と大量消費地をしっかりと結んでゆきます。
代表取締役 高野貴之